営業職に就いたら読んでほしい

まず、営業という職種はやっておいた方が得だということをお伝えしておきます。

特にパソコンも使えないし、エンジニアのような専門的な技術もない、何もできないから誰でも出来そうな営業になった、配属された、と思っている方が多いかもしれません。

でも実は、営業って専門職なんです!
たとえば、営業のあなたが法律事務所へ出向いて弁護士の方とお話しをするとします。
たくさん法律の話が出てきて、あなたはちんぷんかんぷん…
きっと弁護士の方は「こんな初歩的な法律も分かんないのか…」と思うことでしょう。

では逆に考えるとどうでしょう?
弁護士の方が転職して、あなたの後輩として入ってきました。
弁護士一筋だった後輩はもちろん初めての営業経験です。
はじめてのテレアポにぼそぼそオドオドと話す後輩。
きっとあなたは「そんな小さい声じゃ相手聞いてくれないよ…」と思うことでしょう。

営業は何千人、何万人の人とのコミュニケーションによって培われたスキルを持った専門職なのです!
本記事はそんな営業職に就いたあなたに、覚えておいてほしい内容を書いています。
辛い・苦しい印象の営業職ですが、少しでも営業という仕事にやりがいを楽しさを感じてもらえると嬉しいです!

営業の考え方

営業は先の読めない、答えのない職業です。
今月達成できて、来月も達成できる、再来月もあれとあれがあるから達成できる、半年後もあれとあれあるから大丈夫、なんて予測できる人はそうそういないでしょう。
むしろ半年先まで達成が見えている人は大した仕事をしていない、とまで言われています。

答えのない職業なので、

この参考書をやれば、100点とれますか?

といった考え方ではなく

100点をとらなければならないので、何でもやります!

という考え方にシフトしていかなければなりません。
この営業的考えにシフトしていくために、知っておきたい3つのポイントをお伝えします。

① 前向きに考える

営業において「前向きな思考」と「後ろ向きな思考」はどのように違うのか見ていきましょう。

前向きな思考とは、「売るためには何が必要か、どうしたらいいか」「お客様のためになることは」「自分のために何をすればいいか」常に現状より良くなるためにできることは何かを考えている状態をいいます。

後ろ向きな思考とは、「うちのサービス良くないし、こんなの売れないよね」「聞いてもお客様の迷惑になるだけだし、聞かないでいいよね」と常にできないことを正当化している状態をいいます。

もちろん、調子の悪いときや不調なときは必ずあります。それも山ほどあります。
そういう時は上図のように斜に構えることもあるかもしれません。でもそれでいいのです!
斜に構えることが悪いのではなく、斜に構えて考えたことを性根の部分で正当化することが悪なのです!

例えばこんなシーンがあるとします。

営業マン

ちょっと今日上手くいかなくてムシャクシャするからタバコ吸わせて!

いいです。全然いいです。
イライラしたり、しょげたりするときもあるでしょう。だからタバコは吸っても良いです。
ただ、「タバコを吸った方が身体に良い気がするしな!」などと正当化してはいけません。

人間なので、感情があるので、後ろ向きになることは仕方ないのです。
でも後ろ向きな気持ちを正当化しても、根本的解決にはならないよということを
腹の底ではちゃんと分かっておく必要があります。

後ろ向きなダークサイドに落ち切ってはいけません。
ダークサイドに居心地の良い家を建ててはだめです!

前向き思考と後ろ向き思考の分かれ道

そうは言っても、最初から後ろ向き思考の人なんていませんよね!
入社したてでサービスのことも営業のことすら何も分からないあなたは、ダークサイドの場所すらも知らず、きっとやる気に満ち溢れていることでしょう。

最初のうちは、上司や先輩から綺麗事で洗脳されることがあるかもしれません。
(お酒を飲まされていい気分に酔わされている感じ)

しかし仕事に慣れてくると、「何かを売るのはそんなに甘くない」「不条理なことばかりだ」と思い始め、最初の「営業はいいことだ」「自分たちは役に立っている」という綺麗事の幻想が解けていきます。

この幻想が解けた後(気持ち良い酔いが醒めたあと)…

  • 粘って前向きな思考で抗っていく
  • 斜に構えてしょげて後ろ向きな思考になっていく

ここが分かれ道であり、ここが勝負なのです!!

綺麗事を言うことが悪いわけではありません。
ただ、その綺麗事をお酒に酔った状態で言っているのか、シラフで(本気で思って)言っているのかでは意味が変わってきます。

② 長期戦である

営業は長期戦であるということを念頭においておきましょう。
ただし、手を抜く時間はありません。

どういうことかというと、
例えば「マラソン」は42km走り続ける長期戦ですよね。そして42km走りきるためにペース配分が重要になってきます。
ですが、営業はペース配分なんてしていたら毎月の予算に間に合いません!
42kmを走り続けるのがマラソンなら、営業は100m走で5万回戦い続ける長期戦です!

ブツ切りの一戦と中長期の視点

100m走で5万回戦い続ける中で、「今月は達成した」「今月は売上1位だった」「今月は未達だった…」など単月毎の戦いと同時に中長期の視点を持つことも大切です。

中長期の視点

5万回戦い続ける中で、どこかで怠惰な自分や惰性でやる仕事が出てくるかもしれません。
そんな時は下記のような自問自答をしてみてください。

「こんな怠惰な姿勢で営業をやっていて大丈夫か?」
「長いビジネス人生で自分の格を下げることにならないか?」
「目先の売上は取れるかもしれないが、ちょろまかしたズルいやり方は、

 長く続く自分の営業人生のマインドに傷をつけることにならないか?」

営業で売上を上げられる人は、ブツ切りの一戦一戦も全力でやるプラス、「こういう営業は絶対にしない」「こういう営業マンには絶対にならない」といったこだわりを持っています。

右も左も分からない最初は難しいことなので、頭の片隅にとどめておく程度で大丈夫です。

③ シビれる経験

  • 学生時代、部活に打ち込んで大会に向けてみんなでシビれるような毎日を過ごした
  • 恋に焦がれるような大恋愛をして、シビれるような青春時代を過ごした

そんなシビれる経験したことありますか…?

あってもなくても大丈夫です!

営業はもっとシビれます

※個人差あり

前向きな気持ちで抗って取り組んでいくと、シビれる場面が必ず訪れます。

  • まだ新人の自分とサービスを契約してくれた!
  • このお客様と出会って価値観が変わった!
  • 自分はあのお客様に育てられた!

などなど…

営業はしんどいこともしょげることもたくさんあります。その反面、本気でやっていればシビれる場面は絶対に訪れます!
でも、後ろ向きで斜に構えてしょげてばかりいる人には訪れません!
もしも仮に、そういうシビれる場面が訪れたとしても、そういう人はすでにダークサイドに落ち切っているため気づくことができませんし、シビれるという感覚も持ち合わせていません!

さいごに

偉そうなことを書いてきましたが、「営業」している人は本当にすごいです!
私は心の底から尊敬しています。

なんでも最初から上手くいく人はいませんし、営業という答えのない職種は辛く苦しいことも多いと思います。
でも大阪支店にはたくさんの仲間がいます!そして営業職は宝の山です!
いつでもどこでも一生役に立つスキルがたくさん手に入ります!

それだけ忘れずに一緒に切磋琢磨していきましょう♪

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